機器から排出される冷媒の量を算定する際、一般的には、一定期間後に機器を満充填状態に戻すために追加された冷媒の量が、排出された冷媒の量と等しいと考えられています。
- 例えば、チラー装置の冷媒を満充填した場合、1年間の運転後に装置を再び満充填するために0.5キログラム追加する必要があれば、その0.5キログラムは1年間の漏れやメンテナンスによって排出されたとみなされます。
冷媒排出量を追跡する際、工場は報告年度に機器へ追加した冷媒の量を直接測定・記録することも、漏洩率を算出して排出量を見積もることもできます。
漏洩率は通常、満充填量のうち12か月間で失われる割合(パーセンテージ)として表されます。以下の例は、漏洩率を計算する一つの方法です。
- システムを満充填にするために追加した冷媒のキログラム(kg)数を、システムの通常の満充填時の冷媒のkg数で割ってください。
- 充填間の日数(例:前回冷媒を追加した日から今回冷媒を追加した日までの日数)を算出し、それを365(1年の日数)で割ってください。
- ステップ1で算出した冷媒のキログラム数を、ステップ2で決定した日数で割ってください。
- 最後に、それに100%を掛けて(パーセンテージを算出します)。
例えば:
チラー1号
- 追加された冷媒 = 1キログラム
- フルチャージ = 5キログラム
- 請求間の日数 = 275
漏洩率 = (1kg / 5kg) / (275 / 365) x 100% = 26.5%
したがって、このチラー装置は1年間で1.33kg(フルチャージの26.5%)の冷媒を損失/排出します。
注意:漏洩率は、予防保全のスケジュールを決定する際や、機器に追加のサービスや交換が必要な場合にも使用されることがあります。