エネルギー使用データを正確に追跡し、報告することで、工場やステークホルダーは改善の機会について詳細な洞察を得ることができます。データが正確でない場合、工場のエネルギー使用状況を把握し、環境への影響を低減し効率化を促進するための具体的な対策を特定する能力が制限されます。
エネルギーの追跡および報告プログラムを構築する際には、次の原則を適用する必要があります。
- 完全性 – トラッキングおよび報告プログラムには、FEMに記載されているすべての関連するソースが含まれている必要があります。ソースは、重要性(例:少量例外)に基づいてデータの追跡や報告から除外すべきではありません。
- 正確性 - エネルギー追跡プログラムに入力されるデータが正確であり、信頼できる情報源(例:校正済み測定器、確立された科学的測定原則や工学的見積もりなど)に基づいていることを確認してください。
- 一貫性 - エネルギーデータを追跡する際には、エネルギー使用量を時系列で比較できるよう、一貫した手法を使用してください。追跡方法、エネルギー源、またはエネルギー使用データに影響を与えるその他の運用に変更があった場合は、その内容を記録しておく必要があります。
- 透明性 – すべてのデータソース(例:エネルギー請求書、測定器の読み取り値など)、使用した前提(例:試算手法)、および計算方法論はデータインベントリで開示され、文書化された記録や裏付けとなる証拠によって容易に検証できるようにする必要があります。
- データ品質管理 – エネルギーデータおよびデータの収集・追跡に使用されるプロセスに対して、品質保証活動(内部または外部)を定義し実施する必要があります。これにより、報告されるデータの正確性を確保します。データ品質管理に関する追加のガイダンスについては、GHGプロトコル「企業会計および報告基準」第7章「インベントリー品質の管理」を参照してください。